介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|これもスキル!派遣先を見極めるポイント その2

派遣先が良い施設かどうか見極めるポイント その2です。
あくまでも私の経験上でお話をさせていただいております。
何かの参考になれば幸いです。

 

適切な食事介助をしているか

これは私の経験上一番重要視している事です。
利用者様がむせ込んでいるのに平気で食べ物を
詰め込む介護士さんがいます。
このような介護士さんがいる施設はまずアウトです。
利用者様を人として扱っていません。

介護老人保健施設で勤務している時です

『体調が悪いの?○○さん!どうして食べないの?一体何なの?』
と無理に食事介助をする介護士さんがいました。
上司からも何度も注意されましたが自分の行動を
改善することができませんでした。
というか自分の何が悪いのかわかっていないようでした。
上司の方もただ注意するだけで、何がどう悪いかを説明せず
結局あきらめムードになり、職員が減っては困るとそのまま放置状態でした。

食事介助にカレースプーンを使用している
施設は誤嚥の危険あり。

日本摂食嚥下リハビリテーション学会の認定士で、
NHKプロフェッショナル仕事の流儀にも出演された、
JA神奈川県厚生連 伊勢原協同病院で勤務されている
小山珠美さんによると、
最もよく使うのは市販の食事介助用スプーンであり、
表面にある凸凹が舌に有効な刺激を与え、一般の家庭にあるもののなかでは、
一口が適量である「ティースプーン」がオススメだそうです。
逆にカレースプーンは容量が多すぎて誤嚥を引き起こす危険が
あるので食事介助に使ってはならないと仰っています。 

カレースプーンを使用している施設に
勤務したことがありました

明らかに早く食事介助を終わらせたいという
感じがしてなりませんでした。

また、利用者の嚥下能力を見ておらず、
明らかに食事形態が合っていませんでした。

カレースプーンを使用しているすべての施設が
危険だとは思いませんが、きちんとした食事介助を
している施設で働きたいものです。

無理させない食事介助が大切

介助スプーンを使用し介護士が椅子に座り、
利用者様のあごを上げずに時間をかけて食事介助し、
どうしても体調やむせ込み等で無理ならそこで食事介助を
終了するといった適切な判断ができる介護士さんが
たくさんいる施設は悪い施設ではないと思います。

 介護士が利用者様を大人として対応しているか

ぬいぐるみ扱いは良くない

特に若い女性の介護士さんでよくあったのが利用者様を
ぬいぐるみ扱いしていたことです。

『〇〇ちゃんかわいいね、よしよし!』
と特定の利用者様にだけ対応していました。

認知症が進み、子供のようになった利用者様を
かわいいと思うのはわかります。

しかし、かわいくないと思う利用者には
対応しないのでしょうか?

ご家族様が見たらどう思うでしょうか?
私が出会ったこの介護士さんは18歳で施設に入職したそうです。

以来10年間も、上司に仕事において指導を受けることなく
そのまま介護リーダークラスになってしまいました。
何が悪いのかわからないまま年齢を重ねてしまった彼女を
かわいそうだと思うばかりです。

施設側の教育もやっぱり大切なんだなと思いました。

手取り足取り介助していないか

初めから利用者に対し、この人はもう何もできない!
何をするにしても危険だから!
と判断し介助してしまう人がたまにいます。

隠れている残存機能があった場合、実にもったない話です。

人は自力で何かが出来た時、喜びを感じるものです。
その喜びを結果的に奪っているのです。

その介護士さんの不安もわかります。

何か自力でさせたことで事故があったらどうしようとか
思っているのだと思います。

でも私にはこんな事がありました。

介護老人保健施設で勤務していた時、ずっと車椅子だった利用者が
ある日『歩きたい!誰も歩かせてくれない』と訴えて来られたことがありました。

それまで職員もご家族も危険だからと言って、
他の事も自力でやらせようとはしなかったのです。

思い切って一緒に歩いてみました。施設側から怒られるのを覚悟で…

結果は、歩くことをきっかけに小さい簡単な作業でも
やってくれるようになりました。

作業に集中しているので危険な行動をされる事もなく
穏やかに毎日を過ごされていました。

必ずしも何かを自力でさせるのは危険な事ではないと思います。