介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|これもスキル!派遣先を見極めるポイント その3

派遣先が良い施設かどうか見極めるポイント その3です。

あくまでも私の経験上でお話をさせていただいております。
何かの参考になれば幸いです。

 

利用者様に合った水分・食事を提供している

とろみの分量は大切

水分を上手く飲めない利用者はとろみをつけます。
ところが、とろみ剤が明らかにすりきり1杯の必要
な利用者様に少なく入れて、利用者がむせ込んでいる事があります。

食事形態は合っているのか

義歯をつけていない人が、食事形態が常食に近いものだったり
することがあります。誤嚥の危険性があります。

以前勤務していた、特別養護老人ホームでのことです。

上の歯しかなく、嚥下・咀嚼能力がかなり低下している利用者様に対して、
そこ職員さんはミキサー食ではなく、主食は全粥、副食はキザミ食で食事介助
をしていました。

当然その利用者様は、むせ込みを繰り返し、誤嚥性肺炎になってしまいました。

また咀嚼があまり上手くできない利用者様にコッペパン等を提供している施設もありました。これも本当に危険です。結局この利用者さまは、誤嚥で救急搬送されました。

人の出入りが多く、いろんな交流がある

人の出入りがないと、職員の気が緩む

外部からいろいろな人が来ないと、施設内の環境は悪くなって行きます。

人の出入りがない施設へ派遣で勤務していた時、業務中にも関わらず、利用者の目の前でお菓子・ガム・パンを食べたりしている介護士さんに出会ったことがあります。

食べたい物が食べられない利用者様もいらっしゃるのでそんな姿を見せたら、利用者様はどんな思いをするのか考えてもいないようでした。

ですから、外部の目があれば介護士さんが勝手な事をしなくなると思います。

交流が大切

ご家族様、地域のボランティア、シルバー派遣の人などの交流があれば、どんな介護をしていけば良いのか?施設職員だけでは出なかった介護に対する新しいアイデアが生まれると思います。

空調設備のメンテナンスをきちんとしている

高齢者は体温調節が上手くできない

高齢者は温度変化に敏感な人もいれば、夏場でも厚着をしている人
もいるので施設内の温度管理は大切です。

私がとある介護老人保健施設に派遣で勤務している時、
夏場、空調の温度が26℃になっているのにもかかわらず、

全く空調が作動せず利用者様が軽い熱中症になりました。

そして冬場、とくに機械浴の浴室の脱衣場では温度があがらず、
利用者様がヒートショックを起こす危険がありました。

それなのに施設のエントランス付近に大きい高価な水槽を設置するなど、
必要ではないものにお金をかけていました。

利用者様が生活する場所なので空調ぐらいはメンテナンスして欲しかったです。

ヒヤリハットをしている

何かがあってからではいろいろ大変

ヒヤリハットを全く行っていない施設があります。

行っていても利用者様対応へ反映していないところもあります。

私が勤務していた施設では、職員の人数も足りなく、他の業務にも追われているため、ヒヤリハットどころではない感じでした。

しかし、毎日ヒヤリハットを行っていかないと、何度も同じ事故が起きますし、結局事故のおかげで他の業務に支障がでるわけですからまさに負のスパイラルです

ハインリッヒの法則

1件の重大事故の前には、29件の軽微な事故や災害があり、その前には『ヒヤリ・ハット』する事例が300件あるというものです。

例えば、本当にあってはならない事ですが、介護施設で入浴中にストレッチャーから転落事故が1件ありました。

しかし、その前には利用者の下半身がストレッチャーから投げ出されてしまう事故が何度かありました。

その前にはストレッチャーのストッパーを止め忘れ、入浴介助をしてしまう事がたくさんあったという事です。

大型の介護施設ほど、いろんな利用者を少ない時間で介助しなければならないので、こういった事例が起きる可能性が大きいです。

そのためにもヒヤリ・ハットを上手く活用し業務を改善しなければなりません。