介護の派遣｜健康診断は受けられるのか？
介護の派遣社員でも健康診断は受けられる
「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」の第45条では、派遣社員の安全衛生確保の義務に関しては、労働安全衛生法の適用を受けるということが明記されています。派遣会社は、就業条件などで一定の基準を満たす派遣社員に対して安全衛生・健康確保のために、健康診断を実施しなければならないのです。
労働安全衛生法66条 （健康診断）
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- 事業者は、労働者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、医師による健康診断（第六十六条の十第一項に規定する検査を除く。以下この条及び次条において同じ。）を行わなければならない。
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私も介護の派遣で就業中に健康診断を受けました。
私は派遣会社から健康診断を受けてくださいと言われたことがありませんでした。ずっと健康診断を受けていなかったのですが派遣先から健康診断書を突然提出してくれといわれたので、どうしたら良いのか派遣会社に電話をして聞いてみました。
健康診断を受けるなら先に実費で受診し、領収書をもらって派遣会社に送れば健康診断代金を振り込んでくれて、別に指定の病院はなく近くの所で受診してくれれば良いとのことでした。
後日健康診断を近くの病院で受け、領収書を派遣会社に送ると翌月の給料に健康診断代金として8,000円と何百円だったと思いますが振り込まれていましたのを記憶しております。
またインフルエンザの予防接種も派遣先から受けてくれと言われたこともあったので近くの病院に行き、領収書をいただいて、派遣会社に提出。代金を振り込んでいただきました。
派遣会社によっては指定の病院と提携しているところもあるので近くの病院行くのは楽だったかなと思います。
健康診断料の支払いに関してですが、行政通達では、
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健康診断の受診に要した時間についての賃金の支払については，労働者一般に対して行われるいわゆる一般健康診断は，一般的な健康の確保をはかることを目的として事業者にその実施義務を課したものであり，業務遂行との関連において行われるものではないので，その受診のために要した時間については，当然には事業者の負担すべきものではなく，労使協議して定めるべきものであるが，労働者の健康の確保は，事業の円滑な運営の不可欠な条件であることを考えると，その受診に要した時間の賃金を事業者が支払うことが望ましいこと。
（昭和47年9月18日付け基発第602号）
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とあります。最後の『望ましい』というところがなんか気になりますが、私は実際、健康診断代金をいただいていたので、一般健康診断に関しては派遣元事業者が支払うと思っておいて良いのかと思います。
派遣会社に必ず確認をしてください
派遣会社では健康診断を受けられる基準がそれぞれ違うそうです。介護の派遣登録をして派遣就業する際には、契約時に派遣会社の社員さんにあなた自身の就業状況では健康診断の受診が可能かどうかしっかりと確認しましょう。
また、すでに就業中の方で、何も派遣会社から健康診断について連絡が来ないのなら、早めに確認しておいた方が良いでしょう。
介護の仕事をしているとMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)やC型肝炎、陳旧性肺結核等の利用者の対応をしたりします。どうか自身の健康を守るために健康診断を定期的に受けていただきたいと思います。
