介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|仕事を覚えられないのはバカだから?

介護の派遣や仕事の求人を見ていたら『充実した研修制度あり』とか見かけますね。
しっかりと教えてくれるのだったら、この求人に応募して働いてみよう
と思ってしまいますね。しかし、実際働いてみると…

 

『充実してない研修制度をお楽しみください!』
に訂正せいや

みたいなことたくさんあると思います。
先輩職員はいろいろ言ってくるし
みんな違う事言ってくるし

頭がパニック!覚えられないのは私がバカだから?
もうバファリンちょーだい!

ってなってしまいます。

私も駆け出しの介護士の時はそうでした。そんな時どうしたらいいのか
私の経験ではありますが、少しお伝えしたいと思います。

介護の仕事を覚えられないのは自分のせいなのか?

いいえ、私はそう思いません。
だからと言って指導者のせいだとも思っていません。

指導者側だってきちんと教えたいと思います。しかし、
どこの事業所も介護士不足なので、ゆっくりと教えている余裕が
ないのだと思います。

また指導される側も、そんな事業所側の状況を目の当たりに
しているので、早く仕事を覚えなければならないとあせって
しまうのかもしれませんね。

まずは考え方を変える

時間がかかるものだと腹をくくる

簡単に介護の仕事を覚えられると思ったら、ちょっとそれは
違うと思います。人間相手の仕事なので、一人一人ADLや性格
が違うわけで、信頼関係も築かなければなりません。

早く仕事を覚えようとするとその焦りが利用者に伝わり、
利用者が不穏になってしまいます。

みなさんが学生の時だって初めからクラスメイトと仲良かった
わけではないですよね?だんだんと友達が増えてきたそんな感じですよね?

初めから焦って友達を作ろうとしたら、なんやこいつ?寂しいんかいな?
と変に思われると同じように、

介護の仕事をする上で焦ってしまうと、ミスは多くなるし、他職員
や利用者からのイメージが悪くなってしまいます。

介護の仕事には
充実した研修制度なんてないと思うようにした

充実した研修制度があると言われると、こっちの期待値が大きく
なって、一体どんな研修で自分が仕事をできるようになるのだろう?
と心躍らせてしまいます。

それは、結局
相手次第で自分が成長できるかできないかの話になって
しまうのです。

実際は違います。研修をする時間なんてそんなにないのです。
現実と自分の期待とのギャップで悩むことになります。

だから私は、充実した研修制度なんてないと思うようにしました。

『覚えるか覚えないかは自己責任』

こう思わないにしても、これに近い考え方の方が
ギャップに悩むことがなく、案外平常心で仕事ができたりします。

いろんな指導を受けるが連携のない指導は一つに絞る

先輩職員はそれぞれの考え方で、いろんな指導をしてきます。
はっきり言って全部聞いてられません。

また、微妙に一人一人違うことを言ってきます。

誰が何をどこまで教えたのか、情報共有ができていないことも
あります。

そんな時、私は誰か一人モデリングする人を決めます。 

マネをする人を決めるという事です。

モデリングをするのはだれでも良いわけではない

なるべく神経質な仕事が細かい職員さんを選びます。

神経質な仕事が細かい介護士さんは、自分がミスをするのをとっても
恐れるので、職場の色んな情報に敏感であり、決められた仕事のやり方は
全部把握し全部実行しようとされる方が多いと思います。

プライベートだったら嫌だなとは思いますが、
仕事なので、この細かさを見逃すわけにはいきません。

こういう人のマネをしたり、職場についての話を聞いたりしていると
2か月もあれば体で仕事を覚えてしまいます。

ですがデメリットもあって、この細かさゆえにイライラします。
それさえ耐えればこっちのものです。

介護の仕事の覚え方

最初から全部覚えようとしない

最初から全部できたら苦労はしません。
派遣で行く事業所にはそれぞれ違ったやり方がありルールが
あります。一つずつ覚えて行きましょう。

大まかな事は先に覚えて、
細かい所は少しずつ覚えて

行けばいいのです。

まずは、利用者の顔と名前を一致させる

介護は利用者相手の仕事です。利用者の名前と顔が
一致しないことには、仕事になりません。

早めに覚えたいなら

テーブルの席で名前と顔を覚えるのがおすすめです。

私はこの人の隣は誰で向いはこの人だなと覚えて行きます。

なぜ、名前と顔を先に一致させなければならないのか?

  • 食事の誤配を防ぐ
  • 薬の誤薬を防ぐ

などが挙げられます。食事は利用者によっては形態が違うので、
誤配してしまうと誤嚥の危険があります。

薬も入職して数日で配薬することはないですが
(事業所によっては1か月しないうちに配薬させられるところもある)、

誤薬すると役所に報告しなければならないそうなので、
名前と顔は一致させておかなければなりません。

メモを取るなら時系列で書き、流れを把握する

  9:00 トイレ誘導 利用者A 利用者B
             おむつ交換 利用者C 利用者B 
             入浴開始 午前8名
             注意点:○○を必ずする。△△はしない。

10:00 水分摂取 とろみ付き 利用者A 利用者B
             注意点:○○を必ずする。△△はしない。

12:00 昼食 食事介助 利用者A 使用者B
             注意点:○○を必ずする。△△はしない。

と毎日少しずつ時系列でメモをとると
1か月も経たないうちに業務の流れなんて身についています。
本気で覚えたければ、毎日書いて自宅で少し一日を振り返って
みてはいかがでしょうか?

自分なりのカルテを作成してもいい

働き始めて毎日申し送りノートを見ることがあると思います。
しかし、申し送りノートって1ページがその日の利用者の状態
が書いてあって、利用者の変化の流れ全体がつかめない事があります。

私は、利用者個人的に利用者一人一人のカルテみたいな用紙を作成
して、
  • ADLの状態
  • 毎日の出来事

などを書いていました。ここまでしなくてもいいですが
かなり利用者の状態の変化がわかり業務に反映できました。

細かく業務をしたい人はこのようなこともしてみたらいかが
とは思います。

新卒なら目標を決めるべし

新卒の介護士さんで多いのですが、
何をしてよいのかわからず、
あたふたしてしまう人がいます。

焦るはわかります。

だだ、全部正確にできなきゃいけないと思っては
身体がガッチガチになります。

であれば、一週間ごとにまたは、一日ごとに
目標などを決めてはどうでしょうか?

目標を決めると何をしたらいいのか、
なんとなくわかってきたりします。

頭より身体を動かしながら修正を繰り返す

介護の仕事はデスクワークではないので、
頭より先に身体を動かしながらの方が、
早く覚えられると思います。

実際に利用者を介助してみないとわからないこと
がたくさんあります。

自分で実践してそれは違うと言われたら
修正したらいいのです。

そして修正を繰り返してください。

怒られても気にする必要はない

業務について実践して怒られても気にしないで
ください。と言っても気にしてしまいますよね。
ヘコみますよね。

怒られた時は、自分の存在自体が否定されている
感じがしますよね?心が傷つきます。

心が傷つくって何なのでしょうか?

心ってカタチのないものです。

他人なんか傷つけられません。
傷つけているとしたら自分自身なんです。

だから、怒られた時は、自分自身の存在とか大きな事ではなくて
自分の行動自体が怒られているんだなと認識してください。
あまり上手くは言えませんが、

自分が怒られている対象を自分自身でずらす

といった方がわかりやすいでしょうか。

また、怒られる、指摘されるのは気にかけてもらえてる
と思ったほうがいいでしょう。

ただし、明らかにイジメだと判断できたら

上司に報告する等の事はしてください。
それでも改善されないのなら、とっとと辞めて次に行きましょう。
派遣でいろいろ事業所へ行きながら、自分に合ったところを探すのも
一つの方法です。 

まとめ

私も、上記のことがしっかりと出来ているのか?と
問われれば、全部は出来ていないと思います。

ですが、焦っても仕方のないことが介護の仕事には
たくさんあると思うので、

一歩一歩業務を覚えて行けばいいと思っています。

一回覚えてしまえば、こっちのもの。
どこの事業所へ行ったって基本介助はできるのですから。