介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護職に求められるもの

介護職に求められるものって何でしょうかね?
教科書や世間一般で言われていることは大切
ですが、ちょっと思うことを書いてみたいと思います。

 

 

高齢者が好きなだけでは介護職はできない

介護の仕事をこれからはじめようとする人、もう就業中で
あまり月日が経っていない人に多いかと思いますが、

高齢者が好きだから介護職に就いた』

という事を聞くことがあります。

でもそれは、一人一人好きな高齢者のタイプが
あるわけで全高齢者が好きなわけではありません。

ということは自分の苦手なタイプの高齢者の対応を
しなければならない時があるわけです。

介護の仕事は高齢者だけではない

介護老人保健施設では、高齢者だけでなく
40代、50代、60代前半の方も入所されます。

高齢者とは違い、意思表示がはっきりしていますし
体重もあり、握力等、力がある方が多いです。
また年齢が若いだけに細かい要求もあります。

私もそうでしたが、そのような方の対応に困り、
自分が思っている介護って
こんな感じじゃなかったと思うわけです。

介護士に求められるもの

一般的に言われる求められる事

  • コミュニケーション能力といった
    相手が何を求め、何を考えているのかを
    理解する。
  • 気配り
  • 介護技術
等がなどが挙げられると思います。
 
コミュニケーションは大切ですね。
何も語らず不愛想でケアをされては
利用者も怖がってしまいます。
コミュニケーションを通して利用者のニーズや
考えている事がわかってきます。
 
気配りも大切です。
ちょっとした気配りが利用者との信頼関係を築くことが
できます。また事故防止にもなったりします。
 
介護技術も大切ですね。技術がしっかりすれば
例えば、寝たきりの利用者が褥瘡になるリスクが軽減するといった
利用者の身体的な負担が軽減します。
 
しかし、私は介護の仕事をしてきて、自分も含め
これがないと介護では働けないなと思うことがあります。
今からそのことを書いてみたいと思います。

 

キレない考え方持つ

利用者は穏やかな方ばかりではありません。

  • わがままで文句ばかり言っている利用者
  • 意思疎通ができず理解できない行動する利用者
  • 意味不明な言動をしている利用者など
    たくさんいらっしゃいます。

そんな時、キレる動作、表情をみせることなく
対応できることが大切だと思います。

当然こちらも人間なので理不尽な事があれば
ムッとします。

しかし、利用者はただわがままで、意思疎通ができなくて
意味不明な言動をしているだけではないと思います。

そこには、『不安』『寂しさ』『焦燥感』
みたいなものがあると思うのです。

そのような感情に寄り添える精神力や受容力があるかどうかが
介護士には求められると思います。

つまり、利用者を一人の人間として
扱えるかどうかです。

こんな事を言っても

私だってケアをする利用者全員が好きではありません。
嫌いな利用者もいます。

ですが、嫌いな利用者も施設の外に出れば何もできないんだ
と思えば怒りがスーッと消えていきます。

きちんと利用者に寄り添う事
利用者へイライラする事
どちらにも極端に左右されしすぎると自分自身が疲れてしまいます。

介護の仕事に正解なんてない。利用者一人一人
求めるものが違うし、その時自分ができることを
すればいい
という考えでいると意外と平常心で仕事ができます。

弱者に辟易し、
相模原の障害者施設事件のような事が起きないことを
切に願うばかりです。

主従関係をつくらない

タクシー事件と似ている

近年、問題になっているタクシー内での暴行事件がよく
テレビで放映されますね。

タクシーに乗っていると密室では賃金を支払う側と
もらう側で主従関係が構築され

あのような暴力事件になってしまうと言われてします。

介護の仕事も同じ感じです。

利用者と介護士の場合は

これだけ介助してやってるんだから
変な行動や暴言するなよ!みたいな感情になるかも
しれません。

そこで怒りを自分でコントロールして
利用者へケアができることが
大切かもしれません。

じゃあ介護士って我慢をする仕事なの?

たしかに介護の仕事は何かを生産したりする
クリエイティブな仕事ではないかもしれません。

ただただ利用者に我慢をする仕事のように
聞こえると思います。

ですが、私は

  • 利用者が現在のADLで何ができるか
  • 重度の認知があれば残存機能でできることは
    ないか
  • 不可解な行動があればそれを逆手に取って
    何かできることはないか

を考えることに楽しさを感じています。

これは私なりの楽しさの感じ方なので
介護士一人一人思う介護の楽しさは違うと思います。

ぜひみなさんも自分なりの楽しさを見つけていただけたら
と思います。 

まとめ

  • 高齢者が好きなだけでは介護はできない。
    介護老人保健施設では40歳、50歳、60歳前半
    の利用者もいるし。年齢が若いだけに細かい要求もある。
  • 一般的に介護職に大切だといわれることは大切だが自分自身の
    メンタルまたは弱者に対する考え方をしっかりしておいた方がいい
    そうしないと、キレてしまい利用者も自分自身にもいいことはない
  • 利用者へ寄り添う事、利用者にイライラする事
    どちらへも極端に左右されない。自分が安定して働ける
    考え方をもっておいたほうがいい
  • 介護職の楽しさは一人一人違う。
    正解はない。自分なりの楽しさを見つけてみるのが大切。