介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|未経験なら薬、軟膏これだけは知っておいたほうがいい

介護の派遣だって利用者に薬を、軟膏を塗布します。
ある程度何に使用するのか知っておくと後で楽です。

 

お通じは基本的にこの三つ

マグミット

腸内の水分を引き寄せ、腸の内容物を軟化・膨張させて
腸管を刺激して、排便を促します。

プルゼニド

センノサイドジェネリック薬です。
大腸を刺激して、飲食物の水分を抑え、自然な排便を
促します。

ラキソベロン

液体なので指示された量を守らなければなりません。

下剤は軽くみてはいけない

高齢の利用者は下剤を飲みすぎると排便時に
血圧が一気に低下しいわゆる便ショックを起こしてしまいます。

下剤の量が合っていなくて便ショックを起こして
しまわれる利用者に遭遇することがありますので
注意が必要です。

介護士は薬を自由に扱える立場ではないので
おかしいなと思ったらすぐに看護師に報告しましょう。

素直に聞き入れてくれる看護師さんなら良いのですが
たまに介護士の意見を無視して下剤をどんどん追加して
しまう看護師さんがいます。

私はそれで何度か利用者に便ショックを起こされた
事があります。

その後、看護部長さんや介護長に相談しに行った
り大変でした。

それだけ、下剤は面倒なものなのです。

風邪薬といったらPL顆粒

病院で処方される総合風邪薬です。
鼻水、鼻づまり、ノドの痛み、
熱などカゼ全般の症状をやわらげます。
ただし、風邪のウイルスを撃退するもの
ではありません。

尿路感染とかにはクラビット

クラビット(レボフロキサシン)は細菌に対する抗菌薬です。
おむつをしている利用者は尿路感染になることがあり、
そんな時はクラビットを服薬してもらうことがあります。  

必ず出てくるアズノール

介護の仕事をしていると必ずアズノールを使用する時が来ます。
アズノールとは軟膏の一つです。

湿疹、やけど、その他の皮膚のただれや潰瘍の治療に使用されます。
抗炎症作用や傷が治るのを助け、抗アレルギー作用を持ちます。

ステロイド抗炎症薬なので口唇ヘルペスなどにも使用されます。

アズノールの変化形 アズボチ

アズノール亜鉛華軟膏(有効成分 酸化亜鉛 
組織や血管を収縮させたり、
浸出液を吸収し患部を乾燥させる)
を混ぜたものです。

おむつかぶれ等などに使用されます。

けっこう出てくるリスパダール

統合失調症の方へ使われる抗精神病薬です。
認知症で感情を安定させることができない方に
使用されることがあります。
糖尿病の人には使用できません。

業務での服薬の仕方

特に介護老人保健施設で厳しく指導があると思いますが
  • 日付と利用者名を声に出して読み合っているか確認
  • 錠剤なら数量を確認
  • 利用者が服薬したら薬が残っていないか口腔内を確認
  • 服薬後の空袋に薬が残ってないか確認
  • 職員同士でダブルチェック

は必ず行った方がいいと思います。

薬一つで利用者の命が左右されてしまいますし、

誤薬をしてしまうと事業所側は役所に報告しなければ
ならないそうなので要注意です。

何よりも介護の派遣でやってしまうと契約更新できなく
なる可能性があります。

P.O.って何?

これも介護老人保健施設でよく目にする言葉
なのですが、例えば

8時 利用者A クラビットP.O.

と申し送りノートとかに書いてあることが
あります。

P.O.とはper os(経口的な、経口の)と意味があり、
口から飲み込んだと意味になります。

薬を飲む時は水?お茶?

水でもお茶でも最近では問題ないと言われています。

ただし、お茶にはタンニンと言う物質があり、
薬によってはその成分とタンニンとが結合して、

吸収されにくくなることがあるようなので、
薬は水かぬるま湯で飲んでもらったほうがいいようです。

しかし、お茶で薬を飲む利用者がけっこういます。
無理に水で飲みましょうと促すと怒って飲まない
事もあります。無理強いはしないほうがいいでしょう。

嚥下状態が悪い利用者はどうするのか?

飲み込みが悪く、すぐにむせ込んでしまう利用者には
服薬ゼリーかない場合はとろみ剤を入れた水で服薬します。

とは言っても錠剤だと飲み込めず口腔内に残っている
場合があるので、あまりいいことではないですが、

錠剤を砕いてから服薬することがあります。

グレープフルーツは要注意

高血圧、不眠症、免疫抑制、高脂血症などの薬の一部
がグレープフルーツと相性が悪いとされています。

グレープフルーツの成分が体の中の
代謝酵素の働きの邪魔をすることで、

薬の分解を遅らせるため、薬の効き目が強く出てくるので、
副作用が出てくることがあります。

また利用者のご家族が果物を持参しこっそり居室で
食べさせてしまう事があるので、

今日は何を持ってこられましたか?と
確認することも大切かと思います。

まとめ

介護の仕事をする上で介護士が扱う基本的な薬を挙げました。
最低でも上記の薬の事は知っておいた方が良いでしょう。

また自分が自宅で薬を飲む感覚とは違い、業務上では
服薬時にはきちんと服薬できたか、落薬等はないか
確認作業が必要となってきます。

業務に追われて薬を急いで服用させるよりも
ゆっくりと確実に服用させましょう。

グレープフルーツと薬の相性が悪いのも頭に入れて
おいたほうがいいと思います。