介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|研修充実という言葉に左右されない

介護の派遣の仕事を探していて注目してしまうのが
研修充実と言う言葉。私も研修充実ならここで働いて
みようと何か所かの事業所に入職してことがあります。
実際研修を受けてみて思ったことを書いてみたいと思います。

 

研修充実とはどこまで充実してるのだろうか?

どこの事業所も人手不足が現状なので
充実した研修はあまりないと思っておいたほうが
いいでしょう。

研修充実と言われたら、手取り足取り教えてくれるんだ!
みたいな期待が生まれますが、

自分の期待と事業所側の研修に温度差が必ず生まれます。

新人研修にもいろいろある

私も派遣で何か所か事業所へ行きましたが、
直接業務をしながら研修をする所もあれば、
2日間ぐらいかけて会議室で一日中説明を受ける
こともあります。

直接業務をして研修を受けるのは、
早く時間が過ぎて楽なんですが、

2日間ぐらいかけて一日中椅子に座って研修を受ける
のはちょっとしんどかったです。

大変だった新人研修

最近入職した介護老人保健施設では、
上記のように2日間新人研修に参加しました。
全部は書きませんがどんな感じかというと

【一日目】

8:30 接遇委員会
8:40 施設長より介護老人保健施設とは
8:55 事務長より介護職員に求められること
9:15 安全・身体拘束委員会より
   身体拘束実施までの流れ

9:55 事務より各種手続きの方法
           故障・破損物の申請について
   タイムカード・カードキーの取り扱い方法等
11:10 介護支援相談員より介護保険制度と
          介護支援相談員の役割について
12:50 支援相談員より入所問合せから入所までの
          流れについて。ショートステイの考え方
          家族とのコミュニケーション・リスクヘッジについて
13:50 栄養委員会より食札について
          食事形態について
          職員食について
14:30 理事より施設の方針・目標について

【二日目】

9:00   感染対策委員会より日常ケアでの感染予防策について
          施設内の感染者対応について
     施設内感染者の事例・対策について
10:20 褥瘡排泄改善委員会より
          入所当日の全身皮膚状態の観察
          入浴日の全身皮膚チェックと記録
          褥瘡の予防法
          排泄介助について
10:40 看護師より急変時応援体制について
11:00 介護職員よりユニットケアとは
          とろみ剤の使用方法
          服薬管理について
12:30 デイケアよりデイケアの目標
          一日の流れ

と説明を受けました。大きい医療法人さんへ
行くとこんなスケジュールで研修を受けたり
して面食らってしまいます。

逆にきちんと研修をされても…

きちんと研修で教えてくれたのだから、
ここで完璧に覚えて、完璧に業務をこなさなくては
ならないという感覚に陥ります。

私もすごく細かく丁寧に研修をされたことが
あります。

人手不足なのに細かく丁寧に教えてもらったの
いいね!と思われるかもしれませんが、

その指導者がとても細かい人だったのです。

事業所全体では細かく研修をするマニュアルは
ないような感じでした。

しかし、はっきり言って覚えられませんでした。

覚えられないどころか、これだけ教えてもらったのだから
完璧に業務をこなさなくてはならないという恐怖感で
頭がいっぱいになったことがあります。

研修ではルールを覚える

事業所によってルールや業務のやり方、理念があります。
派遣だからあまり関係ないかもしれないですが、

最初に少し頭に入れておいた方が
働きやすいかもしれません。

たまに他の事業所のやり方で
業務をしてしまう派遣さん
いますが、

今いる事業所のやり方に合わせられないと
働きずらくなり、契約も更新には至らない事もあります。

全部とは言いませんが、ある程度派遣された事業所に
適応できるようにはしておいた方がいいです。

研修より実践あるのみ

はっきり言って決まった介助の仕方なんて
ないと私は思います。

研修や新人同行などで職員さんが付いて
指導してくれる事はありますが、

職員さんのやり方、考え方、教え方が
全く違うことがあるので、

『一体どれが正解なの?』

何なんだよ!と思ってしまいます。

そうならないためにも、他力本願はやめて
自分で進んで業務をしてみて、修正を加えて
言った方が、納得ができるし怒りも少ないと
思います。

本当の研修指導者は利用者

やはり自分で利用者の介助をして学ぶことが
一番大切だと思います。

学校や資格取得学校でいくら学んでも
そこで学んだ基本がすべての利用者に使えるわけ
ではありません。

実際利用者の介助をしてみて、
例えば移乗介助の時、何か違っていたら
利用者は遠慮することなく

『痛い!痛いじゃないか!』

と怒ってくるわけです。

その時に自分で考えてどうしたら
痛みのない介助ができるのか考えて
行くことが大切であり、経験になって行くと思います。

そう言った意味では、利用者は最大の指導者
だと思います。

まとめ

  • 研修充実とは言っても自分の期待しているの研修が
    受けられるとは限らない。
  • 研修が充実しているから安心だと思って入職してしまう
    と自分の期待とのギャップに悩むことになる。
  • 実務中心の研修だったり、会議室などで長い時間説明を
    受ける研修もある。
  • 介護の派遣でも行く事業所の業務のやり方・理念を頭に
    入れておくことで業務がしやすくなる。
  • 利用者が本当の指導者。実際の経験に勝るものなし。