介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|ノロウイルス対策~嘔吐物処理の仕方~

介護の派遣でも利用者が嘔吐したりすることに遭遇します。
しかし、介護の派遣は、事業所の感染勉強会などに参加する
ことがあまりないと思うのでどう処理したらいいのかわからない
ことが多いと思います。

自分の身を守るためにもなんとか少しくらいは処理の仕方を
頭に入れておきたいものですね。

処理の仕方は事業所によっては多少違いますが、
嘔吐物の処理の仕方を書いておきたいと思います。

 

 

準備するもの

嘔吐物処理に準備するものがたくさんあります。
下記のものがあれば準備は大丈夫でしょう。

  • 調整容器
  • 次亜塩素酸ナトリウム
    ※処理時には次亜塩素酸ナトリウム調整液
    が1000ppm以上が必要
  • 嘔吐物凝固処理剤
  • ポリ袋
  • ペーパータオル
  • 使い捨てグローブ
  • 使い捨てマスク
  • 使い捨てガウン
  • 使い捨てシューズマスク
  • 使い捨てヘッドカバー
  • 段ボール
  • 使い捨てヘラ・または厚紙のようなもの

勤務している事業所によっては準備されているものが
違います。準備されているものは何か確認しておきましょう。

次亜塩素酸ナトリウム調整液を作る

1000ppmって何%なの?

1/1000で0.1%になります。

ハイターなどのキャップはだいたい20~25mlなので
1リットルにキャップ1杯くらいです。

濃度に注意

市販の塩素系消毒液には1%~12%程度のものがあります。
濃度が5%なら希釈倍率50倍で20ml
濃度が10%なら希釈倍率100倍で10ml
と言った感じなるので確認が必要です。

作り置きはできるのか?

時間が経つと効力が減少するので
作り置きはしない方がいいです。

使い捨てのものを着用する

使い捨てのヘッドカバー・マスク・グローブ・ガウン
シューズカバーを着用します。

この時、グローブは2枚重ねで着用します。

回収袋も2枚重ね

嘔吐物を回収する回収袋も2枚重ねで使用します。

回収袋だけだと上手く嘔吐物を中に入れられないかも
しれないので、

段ボールに回収袋をかぶせたものがあれば
作業がやりやすくなります。

作業がすぐにできるように回収袋の
口を広げて準備しておきましょう。

換気をする

嘔吐物を処理する場合は、エアコンの電源をOFFにして
窓を開けるなど換気を十分に行います。

処理従事者以外は立ち入り禁止

嘔吐物を処理する人以外は立入禁止にして
嘔吐物に近づけないように配慮をします。

回収袋・処理セットは嘔吐物に近づけない

回収袋・処理セットを嘔吐物に近づけると
回収袋・処理セット自体が汚染されてしまうので
近づけないようにします。

嘔吐物の処理へ入る

  1. 汚染が広がらないように嘔吐物の外側から嘔吐物を吸水性の
    あるペーパータオルで全体を覆います。

  2. 嘔吐物と同じ量の次亜塩素酸ナトリウム調整液を
    静かにかけて、10分以上放置します。

  3. 嘔吐物凝固処理剤がある場合はふりかけて固めます。

  4. 使い捨てペーパータオル、または汚物処理用ヘラ
    などで外側から内側へ先ほどのペーパータオルを
    静かに取り除きます。

    ※この時、嘔吐物がある場所をこすり
    すぎると汚染が広がる危険があるので注意。
  5. 取り除いたもの、使用したヘラなどを回収袋へ入れます。
  6. 一枚目のグローブを外して回収袋へ入れます。
  7. 次亜塩素酸ナトリウム調整液で浸したペーパータオル
    でシューズカバーの表面を拭きます。
  8. 次亜塩素酸ナトリウム調整液を浸したペーパータオルを
    新たに用意して床に敷いてシューズカバーをしたまま
    その上に乗り足踏みをします。
  9. 回収袋内に次亜塩素酸ナトリウム調整液を内容物が
    濡れるくらい全体的に入れます。
  10. 回収袋の口をしっかりと縛ります。
  11. 10の回収袋を新しい回収袋へ入れます。
  12. 再び嘔吐物があった場所をペーパータオルで覆い
    次亜塩素酸ナトリウム調整液を静かにかけます。10分間放置。

    ※壁が汚染された場合は次亜塩素酸ナトリウム調整液を浸した
    ペーパータオルを貼り付けます。

  13. 11の回収袋へ入れます。

  14. さらに次亜塩素酸ナトリウム調整液を浸したペーパータオルで
    嘔吐物のあった場所を外側から内側に拭いて行きます。
    ※壁の場合は上から下へ拭きます。
    ※嘔吐物は広範囲に広がるので広めに拭いておきます。
     (嘔吐物から4mくらいの範囲。壁の場合は床から2m以内の範囲が目安)
  15. 床、壁を水で拭きます。
  16. シューズカバー、グローブ、ガウン、マスク、ヘッドカバーを順に外し
    回収袋へ入れます。
    ※まとめて回収袋へいれず、外したらその都度回収袋へ入れます。
  17. 回収袋の内側を触れずにしっかりと口を縛り、ゴミへ出す。
  18. 感染防止のため処理従事者は手洗い・うがいを行う。

グローブの外し方

グローブを普通に外すと、手が汚染されてしまいます。

例えば

  1. 右利きなら、左のグローブを袖の方から裏返しで丸めます。
  2. 丸めたものを右手に持ち、右手のグローブを袖の方から
    裏返しながら、先ほど丸めたグローブを包みます。

このようにすれば手の汚染を防げます。

まとめ

いきなり嘔吐物処理をしようと思ってもできない、あらかじめ
手順を頭に入れておく。

また勤務する事業所によってはマニュアルがあると思うので
それも確認しておく。