介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|ウロバックは床につけたら看護師にガミガミ言われまっせ~

介護の仕事を始めたばかりの方や、経験が浅い方は
ウロバックの取り扱いがわからないと思います。

私も看護師にウロバックについては色々指摘を
受けました。

私の指摘を受けたことや経験を書いておきます。

 

 

ウロバックとは何?

一言で言ったら、尿をためる袋の事です。

利用者が車椅子の後ろに引っ掛けている、
あの袋のことですね。

どうやって尿が溜まるの?

膀胱にバルーンカテーテルを挿入します。、この時
膀胱内でカテーテルの先端を風船のように膨らませ固定しています。
その後導尿チューブと接続。

そして、導尿チューブとウロバックを
つなぐことで尿がウロバック内に溜まります。

ウロバックで注意すること

床につけない

ウロバックを床につけることで色んな雑菌が侵入してしまう
恐れがあります。

ウロバックは膀胱が外にでたものと考えれば、
慎重に扱う意識が出てくると思います。

膀胱より上にあげない

尿が逆流してしまいます。尿は当然のことながら
排出されるべきものなのでスムーズにウロバック
に溜まるように配慮します。

職場で利用者のウロバックを膀胱よりあげて
介助していると必ず看護師にお叱りを受けたりします。

私も何度も怒られました。

引っ張らない

膀胱に挿入されているバルーンカテーテルの先端は、
風船のように膨らませ固定されています。

これを引っ張るとどうなるか簡単に想像できます。

引っ張らなないように取り扱います。

車椅子の車輪に導尿チューブを巻き込まない

車椅子の車輪に導尿チューブが巻き込まれない
ように注意します。

巻き込まれるとバルーンカテーテルが引っ張られ
膀胱、陰部を傷つけてしまいます。

車椅子に引っ掛ける時も膀胱より上にあげない

たまに介護士の方で利用者のウロバックを車椅子の
背中あたりで引っ掛けている人がいますが、

これをやってしまうと尿が逆流してしまいますので
車椅子に引っ掛けるときも、

膀胱より下で床につかない程度で
ウロバックを引っ掛けるように調節します。

陰部洗浄を怠らない

バルーンカテーテル尿道口に挿入すると
汚れが溜まりやすくなります。

日々の業務で忙しいかもしれませんが
陰部洗浄を怠らないようにしましょう。

バルーンカテーテルを圧迫しない

バルーンカテーテルは全部膀胱内に入りません。
陰部から出ています。導尿チューブより
厚みはないので圧迫してしまうと尿が流れなくなるので
注意します。

浮遊物があるか確認する

ウロバックを見ているとたまによくわからない
浮遊物が浮いていたりします。

この浮遊物がバルーンカテーテル内で詰まると
尿が流れにくくなるので、バルーンカテーテル
を上から下へ押してしごき、尿の流れを良くします。

尿が見えるようにはしないカバーをかける

人には自分の尿なんてみられたくないものです。
また他人の尿も見たくはありません。

ウロバックを使用している人もしていない人も
気持ちよく生活できるようにカバーをかけて
見えないようにする配慮も必要となります。

またカバーをかけることによりウロバックに
汚れが付着しにくくなります。

汚れをそのままにしない

とは言ってもウロバックに汚れが付着してしまう
ことがあるので、定期的に清潔にしておくことが必要です。

私は定期的にきれいな濡れタオルで利用者のウロバックを
拭いて、最後に乾いたきれいなタオルでもう一度拭いたり
しています。

ウロバックを使用している認知症の方は要注意

私たちも体にチューブを挿入しているすごく違和感が
あるのと同じように、認知症の利用者の方もすごく
違和感を感じます。

ですが、認知症の方とくに重度の認知症の方がウロバックを
使用すると必ずと言っていいほど、チューブを抜去しよう
とされます。

私の事例1 チューブを抜去された夜勤帯

以前勤務していた介護老人保健施設で夜勤をしていた
時です。

一つ一つの行動が危険な認知症の利用者の方(男性)
がいらっしゃいました。
頭にヘッドギアをつけているほどの方でした。

15分おきに巡視をしていましたが、
私が他の方を巡視している時に導尿チューブをすごい力
で引っ張り、バルーンカテーテルが抜けてしまいました。

陰部からは多量の出血があり、救急搬送となった
苦い経験があります。

このような事故は防ぐ事は非常に難しいですが、
夜間ウロバックを使用し、覚醒している重度の認知症
方がいらっしゃるなら、チューブではなく違う事…
例えばぬいぐるみを抱かせるなどといったことに
集中させれば、チューブを抜去するまでに巡視できるかもしれません。

私の事例2 陰茎がさけてしまった利用者

毎日、車椅子で動き回るウロバックを使用されている
利用者(男性)の方がいらっしゃいました。

職員の声掛けにも反応せず、ただあてもなく施設内を
動き回る方でした。

おむつ交換の時間が来てベットでおむつを交換しようとしたら
中が血だらけで陰茎がさけていたのです。

どうやら車椅子の車輪に導尿チューブが巻き込まれたようでした。

認知症で車椅子で施設内を移動するウロバック使用者は、
何分かおきに所在確認をして何か危ない変化がないか
確認することも大切だと気づかされました。

まとめ

ウロバックは膀胱が外に出たものと理解し、
慎重に扱う。雑菌が入らないように注意する。

認知症でウロバックを使用している利用者は
チューブを抜去してしまう恐れがあるので注意が
必要。