介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護 人間関係|なぜ悪い?ストレスで疲れる!改善できるの?もう転職していい?

介護人間関係…一度劣悪な現場に入ってしまうと
辛いですよね~。

介護福祉士として私が思ったこと書いておきます。

目次

介護の人間関係はなぜ悪いのか?

自己主張が強いと人間関係が悪化する

私は、施設を何件も渡って来ましたが、人間関係が悪い現場へ
行くと必ず自己主張が強い者同士で喧嘩をしています。

お互い、意見を聞く気が全くないわけですね。
素直じゃないわけです。

業務に関してもちょっとした指摘を受けた時は
『私は悪くありません』と一点張り。

自分のやり方が正しいと思っています。

介護の仕事は機械相手の仕事ではないので
それではいつまで経っても人間関係が悪化したままです。

自己を反省しないまま介護の世界へ転職してきている

明らかに前職で人間関係を悪化させてきたであろう
と思われる人が介護現場に入職してくることがあります。

他に仕事がなかったから入職した感じでしょうか。

入職する前になぜ前職で人間関係をこじらせたのか
理解しないと介護現場でも前職と同じことになります。 

採用側が何も考えていない

『人手不足だから仕方ない』と現在在籍している職員とのバランス
を考えない採用が多すぎると思っています。

また採用側も介護の仕事が未経験な方も多いので
どんな性格の方なら介護士に向いているという基準がないように
思えます。

結局、現場を見れてないように思えてしまいます。

精神的な疾患を抱えている方の配慮が出来ていない

たまに何らか精神疾患を患わっている方が
入職してきます。

しかし、普通の職員さんと同じハードな業務を就かせて
しまうと症状が出たりして現場の雰囲気が悪化しています。

症状が出だすと業務ができなくなり、
他の職員さんから、『あいつ何してんだよ』となるわけです。

私の経験では、精神疾患を患わっている方(Aさん)と別の職員(Bさん)が
取っ組み合いの喧嘩をしているところをみたことがあります。

BさんはAさんが精神疾患を抱えていることは知りませんでした。

精神疾患を抱えているかたが介護の仕事に就いては
いけないと言っているわけではなく、

役職側がもう少し配慮のある業務分担が出来ていたらなぁ
と思ったりしました。

 利用者重視と言う考え方が人間関係を崩壊させている

私は利用者の尊厳と同様に介護士の尊厳も重視してほしいと
思います。

利用者のケアをするのは主に介護士です。
毎日ハードな業務をこなしていると

肉体的にも精神的にも疲弊していきます。

就業時間内では業務が終わらずサービス残業で残って
いる方、

夜勤明けでその日の職員が足りずお昼過ぎまで残って
いる方がたくさんいらっしゃいます。

休みなのに勉強会に出席させられたり、
とても穏やかに業務をしている状態ではないのは確かです。

人間関係が悪化するのも無理もないと思います。 

ストレスで疲れたら私だったらこうする

介護の仕事、やりがいのある仕事ではありますが、
時にはストレスが溜まったり疲れることがたくさんあります。
私のストレス解消法で恐縮ですが、お話したいと思います。

休日は人に会わない

普段、人相手に仕事をしているので、
休みの日は人に会わないようにしています。

まったく人に会わないでのはなく、
必要最低限におさえるといいた方がわかりやすい
かもしれません。

余計な雑音を自分の周りから消し、少し無心に近づける
と私はスッキリします。

30分くらい歩く

私は、通勤や帰宅時はあえて徒歩で帰宅しています。

人はストレスを感じると、コルチゾールという
免疫抑制機能がストレスホルモンが一日中過剰に
分泌され、体に影響が出てくると聞いた事が
あったからです。

少しイラっとした日でも歩いたりすることで、
何であんなにイライラしていたんだろう!どうでもいいや!

と気分の切り替えができるようになった気がします。

私の経験ですが、車やバイクで通勤している介護士さんって
イライラしやすく、毎晩お酒を飲んでいる方が多いと
思います。

お酒を飲むのはいいですが、ストレス発散のために
飲むと身体には良くないので、何か軽い運動でも
いいですから始められたほうがいいかと思います。

いつでも辞められると思えばいい

これは私の中で一番ストレスが軽減する考え方です。

以前、私の中には
嫌な事があっても絶対に仕事を続けなければならない
と言う考え方が頭の中にあり、

仕事をしなくてもストレスを感じていました。

介護の仕事なんて人手不足だし、
人間関係がそんなに良くないし、
どこも給料だって同じなのだから、

嫌だったらいつでも辞められるんだ!

思うようにしました。

すると、あまりイライラせず、同じ勤務先でずっと
働けるようになり安定しています。

自分にとって『辞められる』と言う言葉が
逃げ場所になって、心に余裕が出てきたのだと
思います。

 

介護の人間関係は改善できるのか?

改善しようとしなくていい

これははっきり言って、できないと思います。
人によって心地いい人間関係って違いますからね。

よし!私がこの現場の人間関係を変えてやる!
と思ってもそこにその人なりの正義を押し出す
ことにもなりますし、新たな軋轢が生じる可能性があります。

また、離職率が高いのでいろんな人が出たり入ったりします。
当然新たな人間関係が生まれるわけで、悪化したりします。

その都度対応しているとこっちが疲弊しまいます。

『仲良くなる』必要はない

介護の職場の人間関係を改善しようとしてまずは、
『みんなと仲良くなってみよう!』と頑張ってしまう
ことありますよね?

それって上手く行きましたか?

私は、あまり上手く行かないと思います。

『仲良くなる』って感覚的に言うと、
家族みたいに分かり合えるようになると
いうことなんでしょうか…

そうなると職場で
『なんで私がここまでみんなと仲良くしよう
と努力しているのに私の言ってる事わかってくれないのよ』

と不満がたくさん出てくると思うです。

人は一人一人、心理的距離感があるので
一方的な距離の縮め方は逆効果になるのかもしれません。

もちろん、本当に仲良くなれた人とその関係を継続
していくのはいい事だと思いますが、

全員と仲良くなる必要はないと思います。

職場の人間関係を円滑にしたり、疎通性を大事にする事は
大切なことですが、それは『仲良くする』とは
違うような感じがします。

一言で言うのなら、『中立』が良いかと思います。

共感力を身につけ、聞き上手になる

まずは共感をしてみてはいかがでしょうか?
私は介護の世界で働いて思ったのですが、

介護士の方って自分の話を聞いて!と言う方が
多いと思います。

みんなが自分の話を聞いて!という姿勢では
分かり合えないと思うのです。

聞き上手になりましょう。

相手の話を聞いてるうちに好意の返報性で
あなたの話も聞いてくれるようになると思います。

また、相手の考えを受け入れて共感する
事も大切だと思います。

それを考慮した上で介護の仕事に対する良い
着地点をみんなで見つけられたら最高ですね。 

 

人間関係が悪ければ転職していいのか

良い人間関係を追い求めなければOK

転職したいと思った時、あまり『良い人間関係』を
追い求めない方がいいと思います。

なぜかというと、良い人間関係をを追い求めることは
変な言い方をすると

『悪い人間関係の中にいるのが心地いい』

と頭の中が設定されているのかもしれないからです。

何回辞めても悪い人間関係の職場へ再び戻ると
行った負のスパイラルに陥る可能性があります。

私は、介護士の方で『今度はいい人間関係の職場へ行きたい』
と転職先を探して、いい結果になった方をあまり
見たことがありません。

いい結果になるどころかより人間関係が悪い職場へ行かれて
しまう方もいらっしゃいます。

まずは、転職する理由を違ったポジティブな感じのものに
した方がいいと思います。

いじめならすぐに転職を!

かと言っても、精神疾患に陥るようないじめを受けているの
ならすぐにその職場から離れてください。

身体を壊してしまっては、何もできなくなります。

介護の現場でいじめを受け、精神疾患ギリギリのとこまで
行った方を知っていますが、

仕事ができるまでには相当の時間がかかりました。

いじめに関しては我慢しなくていいと思います。

介護の人間関係の中で男はどうしていけばいいのか

介護の仕事はまだまだ女性が多い仕事ですから、
男性のみなさんは自分の立ち位置について悩んでいる方も
多いと思います。

一度女性職員に嫌われてしまったら、すぐに評判が広まって
しまいますから困ったものです。

素直に女性職員の話を聞く

私が見てきた中での話ですが、
介護現場の男性職員で上手く人間関係が築けない方は、

必ずと言っていいほど、『素直』ではありませんでした。

女性職員の指摘に対して理詰めで反論したり、
決められた業務のやり方を無視しているなどの傾向が見られました。

そうなると他の女性職員同士の間で
『あの人はダメ!』みたいな話でどんどん広まっていきます。

信頼関係が構築されるまで、なんでも反論するのは
やめましょう。

まずは、『話を聞いてくれる人』だと認識してもらうと
後でアドバイスを求められたりします。

40歳以上の男性介護士さんこそ要注意

私の経験から言うと、40歳以上の男性介護士さんは
要注意です。

ずっと介護現場で頑張られてきた方は大丈夫かと思い
ますが、

問題は、他業種からの転職されてきた方です。
前職で介護現場とは違う様々な経験をされていたのは
わかりますが、

前職での立場が抜けきれず、コミュニケーションされてしまう
ので、横柄な態度に見られがちになります。

たまに入職してまもなく、現場のやり方に対し、

『あれが違う!これは間違ってる!』と

はっきり言ってしまう男性介護士さんがいらっしゃいますが、

これでは嫌われてしまうので止めた方がいいでしょう。

まとめ

介護の人間関係を良くしようとは思ってはいけない。
それは、悪い人間関係を無視して自分だけがしっかりと仕事が
できればいいという話ではなく、

まずは、自分が聞き上手になったり、素直になったりして
『自分が変わる』こと。

そうすることによって、自分が人間関係を壊している要因
にはならなくなり、

少しづつ相手の対応も変わってくる。