介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|志望動機がまとまらない!あれっできた!

志望動機のまとめ方

介護の仕事、大きく言うと対人援助職って面接で
どんな志望動機を言おうか自分の考えがまとまらない事がありませんか?

 『人に役立つ仕事したい!』

とかそんな類の言葉ばかり浮かんで、なんだかありきたりでこれでいいのかなって
思うことが私にはたくさんありました。

上手くまとまらない~なんだかありきたり…

  • 前職では認知症専門フロアで5年間経験してきたので、チームの連携力が大切だと痛感いたしました。この経験を活かし、利用者様が求める生き方にマッチしたケアを提供して行ければと思っております。

  • 私は、長く訪問ヘルパーをやってきました。限られた時間の中でも真摯に利用者様と向き合い、利用者様をパートナーと思い生活での困難を乗り越えてきました。そんな経験を活かしていきたいです。

  • どんなことでもプラスにとらえるのが私の取り柄です。『なんとかなるさ!』の精神で利用者様の笑顔を作って行けれたらと思っております。

といくらでも志望動機が言えそうですが、
なぜかしっくりこないのはなぜでしょうか?

少し考えてみたいと思います。

まとまらないのは、応募先の特徴へ特化していないから

まとまらない人に多いと思いますが、大きなククリに向けて
志望動機を考えている人がけっこうたくさんいると思います。

応募先事業所ではなく、
介護職という大きなカテゴリーへの志望動機になって
いるからしんどいのだと思います。

応募先事業所の具体的な特徴と
自分の経験や技術がどれほどマッチするのか
考えてみましょう。

応募先事業所に特化した志望動機が必要となってくるわけです。

step1 自分の目標は何なのか考えてみる

介護の仕事の仕事をする上で自分がどんな目標をもって
いるのか考えてみましょう。なぜその目標を達成したのか
説明できるようにしておいた方がいいです。

step2 応募先の情報を集める

ホームページや見学等で応募先事業所の情報を集める。
またその事業所が求めている人材を理解する。

step3 自分の目標や強みとリンクさせる

応募先事業所の特徴がつかめたら、
step1で考えてみた自分の目標や
経験や技術と応募先事業所をリンクさせ、
なぜその事業所でしか自分の目標が達成できないのか、
自分の強みを活かしたいのか
過去の経験等から考えてみる。

step4 将来のビジョンを考える

応募先事業所で勤務したら、自分がどのようなステップアップをしているのか
応募先事業所の特徴にあった将来のビジョンを考える

step5  実現できることを考える

応募先事業所の特徴を踏まえた実現できること
または、貢献できることを考える

志望動機を考える前に自分の劣等感を知る

志望動機を考える前に、介護のような対人援助職
をやる自分って何なのか一度考えてみたほうが
よいと思います。

きちんとした理由で介護の仕事をする人もいれば、
よく自分の心のなかを覗いてみたら動機がなんかおかしい
という事もあるのです。

私も人の役に立ちたかった

私は、介護の仕事を始めて7年目になります。それまで様々な仕事をしては変えて
地に足つかない生活をしていました。

自分の祖父の介護もしたというのもあって『人の役に立ちたい!』と介護の仕事を始めました。

人の生活の援助するだけで『ありがとう』と言われ、こんな言葉、仕事してて言われた事がなく、うれしいなと毎日仕事をしていました。

介護の仕事をして行くほどに苛立ちがやってきた

介護の仕事をやって行けば、行くほどなんだか
『ありがとう!』と言う言葉が頂けなくなって来て、
つまらなくなり、少し言動のきつい利用者様等に苛立つようになってきました。

どうしてだろうと考える毎日…

ある日ベテラン介護士に言われたのです。

『あなたその介助は親切の押し売りよ!』

と…あっ!と思いました。

自分が救われたいから人を助けていた

私は、結局人の役に立ちたいといいながら、

自分自身に価値を感じることができなかったために、
人から感謝されることで自分の価値を感じようとしていたのです。

一言で言えば、自己チューでした。

これに気付いた時、とても情けなかったです。

人の役に立ちたいが志望動機ではなく、

職場で『感謝されたい』『自信をつけたい』が
志望動機だったのかもしれませんね。

メサイア・コンプレックス

『自分が救われたい』から『人の役に立ちたい』 と思うことを
メサイア・コンプレックス(救世主願望)と言うそうです。

『理想が高く熱意は高いが目の前の現実が見えていない』のが
特徴だそうです。

私は、まさにこれでした。

人の役に立ちたいと言いながら、自分の中にある抑圧された劣等感を
完全に無視していたのです。

頑張りすぎて、利用者が迷惑になるくらい親切の押し売りを繰り返し、
理想どうりに事が運ばないと、やる気を失い、苛立っていたのです。

自分の欲求を満たすための動機では働けない

介護などの対人援助職を選択しようとする人の中には、
自分自身が不安を抱え、愛情を必要としており、
その欲求を満たすために働いている人がいると思います。

それでは、頑張っているのに理想どおりに行かなくて
燃え尽きてしまいます。

人の役に立ちたい!だなんて思わなくていい

『俺、人の役にたってるんだ!』って言ってる人あなたのまわりに
いますか?

あなた自身が今『人の役にたってる』と心から思いますか?

それにこだわっている限りずっと辛いままだと思います。

『人に役立っている自分を追いかける』

つまりそれは、

『ずっと人に役立っていない自分のままでいる』ことなのだと思います。

だったらいっその事そんな自分をやめてしまいましょう。

重要なのは過去ではなく未来

いままで生きてきた中で、いろいろ傷ついてきた。まだそれを乗り越えてないけど
対人援助職に就いたらなんとかなるかなという考えは危険です。

それは過去の自分のままです。
過去は変えられません。
つまり自分を変えることはできません。

未来=ゴールを設定しましょう。
具体的にゴールを設定し、もうすでにそのゴールの中で生きているかの
ように臨場感のあるイメージをもってください。

その上で介護職みたいな対人援助職に就くことが必要なら精神的に浮き沈みなく
働けると思います。

過去も、日々の業務の中でのイライラもどうでもよくなっているでしょう。
ゴールに突き進むだけなのですから。 

私もゴールを設定しました。

ノートにいろいろ介護職やそれ以外のゴールを書き出して、
具体的にまるでその時間を生きているかのようにイメージをしました。

最初は、業務などで利用者様や他職員の少しキツイ言動で
イライラしていましたが、
次第にどうでもよくなっていきました。

今では孤独感や劣等感に浸ることはありません。

それよりもゴールに早くたどりつきたい気持ちでいっぱいになり、
自分のゴール関連の情報等に敏感になりました。

ゴールの自分視点で利用者様と触れ合う事が出来ています。
毎日が穏やかで楽しくなりました。