介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|夜勤や夜勤専門をしてわかったこと

給料を重視するなら

夜勤より夜勤専門をやったほうがいいと思います。
最近では日給が30,000以上の夜勤専門求人があります。
近くに求人があったらすぐに応募してみたらいいと思います。

 最高でも月に10回ぐらいですから、
上手く行けば月収300,000円
は行くと思います。

ただし、夜勤専従をするなら、介護福祉士を取得していて夜勤経験が
ある方のほうが優遇されるのかもしれません。

また、体調管理にも気をつけなければなりません。
特に女性は夜勤をすると体調が悪くなってしまう人が多いです。

自分の時間を作りやすい

夜勤明けを休みととらえれば、自分の時間を作りやすいです。
夜勤明けで帰宅しても、まだ午前中。
5時間くらい睡眠をとって、自分の時間にあてる人もたくさんいます。

私の知り合いでは、夜勤明けにテニスに行く年配の女性や
アイドルのイベントへ行く男性、
これから家族と旅行へ行くという女性もいらっしゃいました。

また、毎日職場へ行かなくてもいいわけですから、ストレスも軽減される
方もいると思います。

私は毎日出勤するより夜勤をやったほうがストレスがないです。

日中のドタバタがない

入浴介助や立位があまりとれない
利用者のトイレ誘導等がないため、
慌ただしい日中の業務をしなくていいのも魅力です。

介護の派遣をすると、この手の業務をかなりやらされるので
腰を痛めたりします。

夜勤をやると、入浴業務がありません。
立位のがあまりとれない利用者は夜、おむつになる事が多いので
腰に負担のかかることは少なくなると思います。

自分のペースで業務をしやすい

夜勤になると、他多数の職員さんと歩幅を合わせて業務をすることが
日中よりはなくなるので、しなければならない業務は決まっていますが、

自分のペースで業務をすることができるでしょう。

チームワークで業務をするのが少し苦手な人は良いのかもしれませんね。

業務終了後のすがすがしさ

夜勤業務が終了し、朝日を浴びて通勤している人たちとすれ違いながら
帰宅するっていうのはすごく解放感・爽快感といいましょうか?そんな
気分になれます。

一杯目のビールを飲んだ時ぐらい、

『あ”----!終わった!』と口にするでしょう。

やっぱり看護師はいたほうがいい

介護老人保健施設以外は、看護師が夜いない事がほとんどだと
思います。

いくら訓練していたって、急変が出たらパニックです。

私が有料老人ホームで勤務していた時です。解熱剤1錠飲んでもらうだけで
電話で医師の許可をとらなければならないことがありました。

何回も電話してもつながらずイライラしましたね。

ですから、私は夜勤をするなら看護師が夜間いるところへ行く
ことにしています。

早番がとってもきつい

夜勤専門ではなく、普通に夜勤をやっていると、
夜勤入り→夜勤明け→休み→早番
のパターンがつらいです。

不規則な生活にはなるので、このパターンのシフトが来たら
休みの日は、飲みに行ったりすることはなるべく控えた方がいいですね。

遅刻する人けっこう見たことがあります。

体調管理にはくれぐれも注意してください。

業務がつらいかはその事業所次第

事業所によっては、重度の認知症の方が多い施設もありますので、
夜勤中、30分いや15分おきに巡視をしなければならないこともあり、
休憩をとれない事もあります。

私は、とある介護老人保健施設で派遣で勤務していたとき、
夜勤で少し物音を出しただけで、6名の重度の利用者様に徘徊された経験があります。

一晩中、帰宅願望が強い利用者様がいらっしゃって離設されないかずっと見守って
たこともあります。

夜、寂しくなると、大声を出す利用者様がいらっしゃいました。仕方がないので
休憩時間を削って、見守っていたこともありました。

なので、

最初は、日勤などで様子をみて、大丈夫だと思ったら契約を変えて
夜勤をするのもアリだと思います。

夜勤をしていると早番が

利用者の変化に気づきにくい

夜勤ばかりしていると、利用者様のADLの変化に気づきにくいです。
コールがあって対応すると、

『あれこの人こんな状態だったっけ?』とびっくりすることが
けっこうあります。

夜勤に入る前にしっかりと情報収集することが大切です。

その日の相方によってしんどさが違う

ベット数が多い事業所へ行くと、1フロアでだいたい2名の夜勤者がいます。
その相方によって、夜勤が楽か楽でないか、決まったりします。

居室をあまり巡視しない人、書類整理ばかりしている人、
おむつ交換が甘く、失禁させてしまい人

いろんな人がいます。

逆に業務を早くこなし、ちょっと休憩しようよ!という手際のいい人
もたくさんいるのでご安心を!

丁寧に業務をするよりも安全重視

夜勤でのおむつ交換を丁寧に長い時間やっていると、
どうなると思います?私の経験上では
利用者が転倒する確率が増えました。

おむつ交換は1人や2人ではないので、1人につき何十分かけて
いたらと思うとゾッとします。

比較的手のかからない利用者が多い事業所なら良いのですが、
派遣では、いろんな施設に行くと思うので、

利用者様の安全を確保することを優先した方が良いかと
思います。

ターミナルケアが増えてきている

最近、ターミナルケアを実施する事業所が増えてきましたね。
私も、7名の利用者様を看取らせていただきました。

人の人生の終わりのお手伝いをさせていただくのは
介護のような仕事の醍醐味と言ってもいいのでしょう。

ただし実際は、夜間にエンゼルケアなどをしなければならないので、
利用者様のご遺体をきれいにし送り出すことに気が引けるのなら、

ターミナルケアをしていない事業所へ行くか、
夜勤を控えたほうがいいかもしれませんね。

色欲に溺れる人たち

1年に1度、身近で耳にする話があります。
それは、夜勤中に職員同士が関係を持ってしまうことです。

とても信じられないことなのですが、
それが原因で職場をやめた人を何人も知っています。

先日、記事にさせていただいた『介護の派遣|志望動機を考える前に』
というページでお話させていただいていますが、

介護など対人援助職に就く人の中にはずっと自分は孤独な人間だ、自分は価値のない
人間だと決めつけて、無意識的に寂しさを利用者等に埋めてもらうとして仕事を
している人がいます。

私は、心理学の専門家ではありませんのでこれが正解だとは言いませんが、
このようなケースは利用者ではなく他職員に、

自分の事をわかってくれそうな人だからと安易に近寄ったのだと思います。

どの程度とは言えませんが、精神的に満たされている人は、
このような行為に走ることはないでしょう。