介護の派遣で30万円の給料!?人間関係もそこそこ良くなる働き方

自身の介護の派遣の経験を通して、給料や社会保険はどうだったのか、難しい人間関係をどのようにそこそこやってきたか書いてみたいと思います。

介護の派遣|抵触日? 3年?って一体なんなの?

介護の派遣問わず、派遣社員は同じ職場ではずっと働けません。

抵触日とは?

派遣就業ができなくなる日(満3年を迎えた次の日)の事をいいます。
派遣社員の抵触日は派遣元(派遣会社)が管理します。

例えば

 

2017年9月1日から契約だと、2020年8月31日までとなり、
2020年9月1日が抵触日となります。

また注意しなければならないことがあります。

業務が変わっても期間は通算されます。
  • 同じ派遣社員を受け入れる期間は変更されません。
  • 満3年経つとそこでは働けませんが3か月以上の期間をあければ
    また就業できます。
  • 満3年経って違う『課』で就業するならまた新たに3年間働けます。
    ※介護の派遣は介護士が必要とされているので
    これに関してはあまり現実的ではないと思います。

派遣先にも抵触日がある

派遣先も抵触日があり満3年経つと受け入れができなくなります。
派遣社員が変わっても、業務が変わっても期間は通算されます。
派遣先の抵触日は意見聴収を抵触日1か月前にとることで更新が可能となります。
※細かいルールがあるのでここでは詳細は割愛させていただきます。

 派遣で契約期間が満3年になったらクビなのか?

いいえクビにはなりません。それは契約終了です。
次の派遣先へ行けばいいだけです。

派遣元にもそのような時に

①派遣先への直接雇用の依頼
②新たな派遣先の提供
③派遣元での無期雇用(派遣労働者以外として)
④その他安定した雇用の継続を図るための措置
 ※雇用を維持したままの教育訓練、紹介予定派遣等、省令で定めるもの

という同一の組織単位に継続して3年間派遣される見込みがある人には、
派遣終了後の雇用継続のために、派遣元から①~④の措置義務があります。

※1年以上3年未満の見込みの方については、努力義務です。
※直接雇用に至らなかった場合は、②~④をする必要がある。

というのがあります

③はあまりないと思いますが、満3年になりそうで、
直接雇用の話が進展しない場合は次の派遣先を紹介されるでしょう。

満3年になっても現在の派遣先へ戻ってくる人もいる

私の介護の派遣仲間の話ですが、正社員になると※1委員会、※2研究発表、※3納涼祭やらで自分の時間がなくなるから、派遣のままでいたい。でもこの職場が好きだから、他の派遣先で2回更新して(4か月)行って戻ってくるよと言う人がいました。介護の正社員の人だって別の職場へ移ってまた戻ってくるというパターンもあるので、別に変な事ではないと思います。

※1介護の正社員でしていると、委員会に入らなければなりません。環境、教育、業務改善、排泄、身体拘束、インシデント、介護技術、入浴改善、口腔ケア、食事改善、オムツ評価、感染予防、褥瘡とその施設によっていろんな委員会があってめんどくさいのです。

※2介護老人保健施設特別養護老人ホームで勤務していると利用者のケアのため研究発表があります、資料準備やらで休日返上ということもあります。

※3納涼祭実行委員会というのがあります。夏までに飾りつけ、催し物の準備等いろんな準備をしなければなりません。

私は満3年で正社員になりました。

私もずっと派遣で働いていて派遣先からずっと正社員にならないかと誘われていました。でも、上記のような委員会、研究発表、納涼祭などに関わると自分の時間がなくなると思いずっと断っていました。

満3年になろうとしたとき、職場にも利用者にも愛着がわいてきて正社員になりました。1年正社員で働きました。給料も環境もよかったですが、自分のやりたいことがあって時間が必要だったので、今はまた介護の派遣で働いています。

介護の派遣で働いているといろんな人に出会うことができて、いろんな介助方法も学べるので自分にはこういう働き方のほうが合っているのかもしれないと思っています。